【映画 四月になれば彼女は】感想。世界の景勝地がとても綺麗だった。

20代の最初と最後

最初に出てくるのは森七菜演じる春。ウユニ塩湖から始まるシーンはとても感動的だった。

生涯1度は行ってみたいと思うけど、その場所に行くだけでも高山病のような症状が出るって聞いたことがあって難しいよね。

二人の関係性

軸にいるのは佐藤健演じる藤代。すごいのは大学生を演じているということ。もう実年齢は35なわけで。

線が細いから、違和感は全然ない。居そうだなって感じ。

でも、最初に出てくるのは30くらいになるのか?長澤まさみ演じる弥生と結婚式の打ち合わせをしている場面。二人の関係性は?と思っていると、あっという間に弥生が失踪する。

失踪することで、藤代は自分が見えてなかったこと、知らなかったことなどを知ろうとする。

そこに10年前に別れた彼女からの手紙が届いたことを思い出す。その手紙の差出人が大学時代に付き合っていた春からの手紙だった。

藤代は隠し事をしないと言うことで、その手紙を弥生に見せる。

うーん、こういう悪気のない人間が一番困るよね。って思うわ。

精神的に脆さのあった弥生の主治医という立場から婚約者となった藤代は、仕事として精神科医としているが、彼氏として、ソツがないけど、本音が見えないタイプだなって思う。

そんな相手に対して脆さは気づいてもらえないまま、弥生は失踪する。自分の仕事も放り出して。

春との大学時代の回想でいろいろなものが繋がっていく。

春の父親役が竹野内豊で、かっこいいのだけど・・・春は大学生になっても父親の保護下から抜けられないまま、二人の関係が終わってしまっていて、最後は春はどう決意したのだろう?って思った。

春は結局、余命わずかということでやり残したこととして、大学時代に二人で行くはずだった世界旅行へ一人で行き、写真を撮り、それを藤代に送っていた。

そして、春は逝く。

春の最後の場所で遺品としてカメラを受け取り、藤代は現像してそこに驚くものを見つける。

そこに繋がるのか・・・

そんな感じ。