【映画 メタモルフォーゼの縁側】感想。思春期のウダウダ

陰キャって言うの?

なかなか自分にはないタイプだから、ただただイライラ。

きっと10代には多いのだろう。

BL好きは恥ずかしいことなの?

自分の趣味を誰かにどう思われてもそれは関係ないんじゃないの?って思ってしまう、過去でもそんな正確のワタシにはこの手の人はただ「めんどくさ」って切り捨ててしまうのだよね。

芦田愛菜の演技がほんとすごすぎ。ほんとウザって思える高校生の揺れがすごい伝わってきた。

うららはきっと普通なんだろうって思う。まだまだ自分に自身が持てるものが何もなくて何を自信にしていいのかわからない。

そこに現れた75歳の雪さん。宮本信子さんがすごい、良い年齢の重ね方をされてて。この役とほぼ同じ年齢なのだろうけど。

この年令でもキレイと感じて手にとった漫画。あと20年ちょっとで同じくらいの年令になるわけだけど、自分はそんなことが出来るだろうか?

雪さんは陰キャのうららのうまく自分を表現できない面を感じているのかいないのか?

自分の母親にも言えないこと、今の人は他人には相談出来るって言うことを先日テレビでも特集していたけど、そういうことなんだろうな。

お習字の先生の雪さんはうららに対しても押しすぎず、引きすぎず、きっと良い距離の取り方を知ってる人なんだろうなぁ〜。

雪さんの一言ひとことに少しずつうららも変化をして、それでも弱い自分になると「受験勉強」と言って距離をとる。

やりたいことを貫くこと、他人を誘ってから現実を考えて、難しいと考えられたことはすごい良いことなのに、それを伝えられないとか。おいおい大丈夫かって感じ。

それでも、同人誌を突然売ろう!って申し込みをして、一緒に売って欲しいと誘って、退路が絶たれてペンの使い方からなのに作り上げたのはすごいと思ったわ。

上手いとか下手とかじゃない。ストーリーと考えて、ネームを考えて、描いて、消して・・・

自分たちが近づいたきっかけの漫画を描いたコメダ優役が古川琴音。プロになって、職業にしての苦悩も描かれていて。それでもすごいきっかけでうららの作った同人誌を手にするって出来すぎだったけど。

光石研さんがすごいいい人役。

あぁこれって原作の漫画があるんだ。

ほっこりする絵。うららの絵なんだ。

まぁ年齢差のある関係で同じ趣味を共有できるのは素敵なことだなって。自分には・・・上の世代とはできそうだけど・・・下は無理だな。きっと。