【映画 スペンサー ダイアナの決意】感想。ダイアナは未来ではどんな伝えられ方をするのだろう?

彼女を壊したのは

結局は王子2人を出産したことで、女性としての役目をよその女に取られた女性ってことなんだよね。

きっと皇室にしろ、王室にしろ、正妻とそれ以外の女性というのは「当たり前のこと」なのかもしれないけど、それを受け止めきれなかった人ってことになるのかな。

3日に凝縮された彼女の壊れ方

パパラッチの対象となっていることも要因なんだろうけど、一番はやっぱりカミラ夫人という女性の存在が彼女を追い詰めて、摂食障害を起こさせたのだろうな。

日本の皇室はどうだったんだろう。美智子皇后にしても雅子様にしても精神的なトラブルが要因なんだろうなって思う症状があったが、イギリスよりはまだ良かったのか?

チャールズ現国王のようにあからさまに他の女性と付き合うことはなかったのか?

それでもやっぱり閉鎖的な会社に入社するようなものなのだろうけど、長い歴史を変えようとしない体制に慣れられなかったのはしょうがないのだろうなって思ってしまう。

それでも、この映画ではダイアナが勝手に悲劇のヒロインになっているというスタンスの作りだなって思う。

チャールズ現国王は最終的には「優しい人」だし、他の人も見守っているというスタンスだと言うことになっている。

そうなのか?

慣れないのがいけないと言うことなのだろうけど、慣れられないものは慣れられないでしょ。

ほんと会社だったら、逃げたらいいって思うけど、王室に入るというのは大変なことなんだろうな。

国民の期待という目に見えない楔があって、結局それが彼女を苦しめたんだろうって思うけど。

象徴という存在をいつまで継承しつづけるのだろう?

彼らを「人間」に戻すことは悪なのか?

日本で皇室がなくなることもやっぱりないのかな。