【映画 スオミの話をしよう】感想。長澤まさみ凄!

三谷幸喜作品だな

俳優陣は豪華。ちょっとした役でもそれなりに著名だから、何か絡むのかな?って思う感じ。

それにしても・・・

3連休の月曜日の昼間の上映に行ってしまい後悔。同じ時間帯で他のシアターで「プリキュア」とか幼児向けやってるし、それ以外にもかなり被ってて、チケット売り場からドリンクコーナーまでてんやわんや。チケット買って30分もかかってやっとドリンクを手にして入場。既に本編始まってたわ。

うーん?

9月になり、三谷幸喜がかなりテレビのバラエティなどに登場して映画の宣伝をしているなぁって感じで。

あまり三谷幸喜作品は観に行くことはないのだけど、西島さんと長澤まさみで面白いのは間違えないのだろうって感じで行ってみた。

最初の5分くらい見てない感じなのか?

どういうシチュエーションなのかわからないが、詩人寒川しずお役の坂東彌十郎と警察官草野圭吾役の西島秀俊、部下の小磯杜夫役の瀬戸康史が何やらもめているようなところ。

そこに寒川の世話役だという乙骨役に戸塚純喜とかとか・・・

とりあえず「スオミがいない」ってことで、警察に捜索願を出して欲しいと言う警察官と「そんな必要はない」という夫って構図だけど、次第に変な感じになっていく。

草野がスオミの元夫であるという。元ではなくて前になるのか。

草野でさえ4番目の夫でその前に三人も夫がいるという。

最初の夫はなんと元夫のところで庭師としてスオミを支えるような感じだったという。それが魚山役の遠藤憲一。遠藤憲一って・・・強面な顔だからなのか?こういう軟弱な役がはまり役というか・・・

そこに、さらに草野の上司の宇賀神役が小林隆。草野の前の夫が宇賀神ってところがどうなの?って感じで。

そこにYouTuberの十勝役で松坂桃李って。ほんと豪華すぎる。

前半はスオミは彼らの過去のイメージ映像になるのだけど、みんなが持っているスオミ像はまるで別人。そしてスオミのそばにはいつも同じ女性がいる。スオミ同様その時その時で違う人間になっている。

最終的には自作自演で詩人夫と離婚してお金をもらって一人でやり直そうとしているってことなのだけど、彼女の幸せはどこにあるのだろう?

それぞれの男性がスオミのことを「愛してた」と言うが、スオミは果たしてどうだったのだろう?

自分の立場で流されてその場限り合わせているけど、そんなのは続くわけがなくってことだなと。

そして、ラスト、エンディングなのか?と思ったらミュージカル舞台風に出演者が踊り出す。え?って感じ。

長澤まさみの声良いなぁ〜くらいな感じで。

この作品、面白いのか?ってことだと随所に笑う要素はあるのだけど、残るのはスオミという寂しい女。誰にも自分のことを理解してもらおうとはせずに自分を隠して一緒にいる。まぁそれぞれの男性に役割はあるのだけど。

そして5番目の夫と離婚して6番目の夫がエンディングでは登場している。その間に5.5番目?的な感じで魔性って言えば魔性なのか?

狂言誘拐ってことで犯罪じゃないか?と思うのだけど、被害届を出さなきゃ犯罪にはならないらしい。

ってことで、うーん?映画館じゃなくても良い感じだったかな。