【映画 アナログ】感想。原作を読んでみたくなった

大人の純愛

携帯電話を持ってないと相手に言われたら、どうするだろう?

自分に気がないんじゃないか?とかって思ってしまわないだろうか。

それでも、この中ではそんなことは考えずに「そうなんだ」って納得する流れになるんだよね。

理想の恋愛

2017年に刊行された原作。ビートたけしさん初の恋愛小説ってことなのだけど、協議離婚とか再婚とかをこの作品発表の後にされているのだけど、どこかご自身の思いを込めていたりするものなのだろうか。

この作品は予告を見ていて、二宮和也と波瑠の雰囲気がとても良いなぁ〜って思っていた。

この二人の空気感がとてもこの作品に合っている。

そして、二宮和也の親友ということで、桐谷健太と浜野謙太の存在って良いなぁ〜。

この3人。40超えたんだぁ〜。そっか。そうだよね。

でも、波瑠が10近く下なんだけど、落ち着きが・・・一番ある。

役はもう少し上になる?いや、年相応なのか?

まぁインテリアデザイナーという職業の役だから、使われているものがほんとに見ていても行ってみたいと思う感じ。

波瑠の着ている服もすごくおしゃれでセンスがいい。彼女の着こなしが良いのだろうけど。

携帯電話を持つようになって何年?1996年には私は持っていたと思うから、もう27年アナログではない生活になっているということか。

人生の半分はデジタルになってるのか。

まぁ今の人は生まれたときからデジタルで、黒電話の存在も公衆電話の使い方も知らなかったりするのだろうからね。

スマホを持たないでも、思いは繋がっていくってこと。そしてより一層相手のことを思い、考えていくってことが描かれていたと思う。

大人の純愛

いろんなタイミングの悪さとかもあるけど、それでも周囲の協力とかで繋がりが戻ったり奇跡が起きたり。

どんな原作からこの作品になっているのか。興味があるなぁ。

【映画 おまえの罪を自白しろ】感想。そうだよね。前半の違和感が後半に繋がった。

山崎育三郎が・・・

彼のオールアップしたヘアースタイルを見たのが初めてだったから、最初、とてもキレイな顔のこの人は誰だ?って感じだった。

でも、セリフを聞いて彼だと気づいたけど、オールアップした顔が女形できそうなくらいキレイで驚いた。

尾野真千子が・・・

前半の違和感は尾野真千子がすごい端役のような感じだったこと。

堤真一演じる宇田清治郎の娘婿役が浅利陽介だけど、その娘婿の選挙事務所でネガティブなことを口にするおばさんって感じだったから、「え?尾野真千子がなんで?」って思ってた。

で、ウェブサイトではキャストは中島健人と堤真一以外、相関図もないからこれ以上はネタバレになりそうだから難しいな。

まぁ中島健人が次男だけど、父親は次男に地盤を継がせたいというよくありそうな話し。

まぁ長男役・・・誰だろう?って感じで。

そう、主要キャストとそれ以外で配役が変わるよね。

ケンティがあんな硬派な役は初めて見たけど、良いと思った。なんだろう。清潔感がある人間ってやっぱり第一印象として良い印象は与えるからなのかな。

説得力があるなぁって。

でも、リアリティがあるストーリーだと思う。

多分、国が行ういろんなことに利権が絡んでいて、それに一喜一憂している人がきっとたくさんいる。

まぁ犯人探しのところはイマイチ意味がわからなかったのだけど、犯人側の心情も描かれていて丁寧ではあったのかもしれない。

英語のレッスンでこの映画はどんな映画でしたか?って聞かれたのだけど、困る。

うーん、ネタバレってことじゃないけど、

「Was the movie nice?」

って聞かれても、どう答えていいのか難しい。

良かったかどうかって聞かれても・・・感動するとかそういう類でもないから、なんと答えていいものか・・・

多分、これは日本人に聞かれても同じだろうな。

別に悪いとか良いとかじゃない作品だと思うんだよね。

ケンティは良かった。堤真一も良かった。ストーリーも良かった。まぁ感情もなく「良かったです」で良かったのかもしれないのか。

でも、ちょっと違う気がするんだよね。

【映画 月】社会問題として重い題材

長いけど内容は複雑

石井裕也監督作品として2週間後には「愛にイナズマ」があり、wikipediaには「月」は原作の辺見庸さんのところにも石井監督にもない。

この作品の題材自体が、タブーとされていることなのかもしれない。

難しい

東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市出身(両親も)ではあるが、あふれた「耳障りのいいことばだけがもてはやされ、不謹慎と非難されそうな言葉は排除される」言説に強い違和感を覚え、口を閉ざした。それを破ったのは「語ってはいけないものを語ること」を意識した「フィズィマリウラ」の詩(『眼の海』所収)だった。彼は次のように言う「悲劇にあって人を救うのはうわべの優しさではない。悲劇の本質にみあう、深みを持つ言葉だけだ。それを今も探している」と。 by wikipedia

これは作品の中で二階堂ふみ演じる陽子が宮沢りえ演じる洋子の作品に対して感想として伝えている。

でも、この映画の根底にあるものはきっとこれに凝縮されているのではないのだろうか。

作家として受賞経験がありながら、書けなくなったけど、仕事がなくて、就けたのは重度障害者施設だった。

「なぜここに来たのですか?」に対して「ここしかなくて」は、ここしか採用されなかったということに解釈したけど。使命感があって「私にはここしかなかった」とは解釈出来ない感じだった。

この作品は「やまゆり園」がなければ、きっとこういう構成にはなっていないのだろうと思うし、題材になることもなかったのかもしれない。

磯村勇斗演じるさとくん。そっか、実際の植松死刑囚と名前が同じなのか。

洋子とオダギリジョー演じる昌平夫婦の問題。

二階堂ふみ演じる陽子の持っている闇。

そして、磯村勇斗演じるさとくんが事件を起こす思想にまでなってしまったもの。

難しい。

近年、高齢化で高齢者施設で残酷な事件が表面化してきている。そう、表面化しているだけで今起きたことではないと思う。昔からきっと隠されてきたそんなことはあったのだろうと。でも、隠しきれなくなったのか、とりあえず、
「語ってはいけないものを語ること」
をする人が出てきたのか。

さとくんは最初から人を殺害する思想であったわけではないのだろうと。施設の中では常態的な虐待があり、職員内ではいじめが横行する。

社会の縮図

その通りなのだろう。今まで知らなかった世界に自分の居場所を求めて(仕事をするってそういうことなのかなって)行った場所は自分が想像したことも想像したくもない世界で、そこに慣れることが幸せなのだろうけど、それは自分を殺すことにならないのだろうか?

使命をもって従事している人もいるのかもしれない。でも、現実は残酷だと思う。

施設で働くということは他人の人生を自分の人生の時間でカバーする仕事というのは理想か。

私には1ミリ秒もないから絶対に選ばない。お金がどんなに良くても自分の居場所には出来ない。

でも、施設で働こうとしている人はそこに居場所を求めようとする。自分でも出来るかもと思う。でも、他人の人生のフォローってそんな簡単じゃない。

だから、自分を殺すか、最近の人は相手を殺してしまう。

自分がその場から居なくなればいいのに、自分がその場所に居るために相手を排除してしまう。

洋子は「これは変だ」と声をあげるが、非正規雇用で何を言っているんだと煙たがられるだけだ。

都道府県の運営している施設とは言え、最低限のことをすれば良いと思っている。それはきっとリアルで今この時にも存在していると想像してしまう。

そういう場所が必要。重度障害があっても出産を選択しないということは重度障害者だったらという不安があるからだと言われる。重度障害があっても生まれてきてくれるだけで良いと心から言えるのは家族だろうけど、自分たちだけで育て生活の面倒を見るのは大変になるというのが現実だ。

そこで待ち受けているのがこういう施設だとしたら、躊躇するのは普通じゃないのか?

本当に難しい問題しかない作品。言葉を選ばないと自分の感想で知らないで他人を傷つけてしまう危険性さえもある。

自分には無理と全員が言ったら、誰もサポートする人が居なくなってしまう。そして国外に人材を求める未来がすぐそこに来ている。なぜ日本以外の国の人にできることが日本国内では出来ないのか。それこそが教育を間違えてきているのではないだろうか。

さとくんのしたことは死刑判決が確定している。

ではさとくんをこういう思考に向かわせた人は今、何を思って生きてる?

【映画 春画先生】春画の世界観とリアルの世界観と・・・

内野聖陽のフリ幅が・・・

最近の内野聖陽のイメージがどうしても「きのう何食べた?」のケンジが強くて、最初の数分、なかなかこちらの役としての内野聖陽に馴染めない感覚になってしまった。

それでも内野聖陽はすごいのです

ケンジはすぐにいなくなりました。

すぐに芳賀一郎という変わった印象の春画先生になってました。 まぁ演出が独特だった。 カフェで突然地震が起こるのだけど、それは春野弓子が衝撃を受けたことを表現しているんだと気づくのが遅かったのですが、あぁそういうことなのねって感じで。

普通、カフェでバイトをしていて客がエロ本を広げていたら、どうするんだろう?って思うが、春画に対して衝撃を受けるというこの女性がもっと意味不明と思ってしまった。

他のスタッフはこの先生のことを「変人」としていたが、弓子はこの一瞬で惹きつけられたように自宅まで行く。 そして、春画についての見方を説明され、魅力にはまっていく。

どっちの魅力にはまっていったのだろう?って思うが、ただで教えてもらうのは嫌だといい、家政婦さんがいるのに、家政婦の仕事をさせてもらいながら教えを請うことになる。

摩訶不思議な感じしかない。

ただ、この弓子という人は春画の本を見て、感動?したりしている。芳賀に対しての気持ちも高まっていくわけだけど、芳賀は7年前に他界した奥さんのことが忘れられずにいるという設定。

でも、奥さんのドレスとかバッグとかを使わせて、人前に同伴させる。意味不明すぎる。他の人に侮辱されれば怒るのに・・・うーん。

まぁ変人を好きになるということは自身も変人になっていかなければいけないものなのかもしれない。

柄本佑が芳賀の編集者の辻村として登場してくるともっと摩訶不思議になっていく。

春画、まぁ昔の浮世絵師などが書いていることで芸術作品となっているけど、今で言うところのエロ本的なものだったわけでしょ?「春画大全」ってすごすぎるわ。一般に販売されているものなのか?

芳賀は弓子のことを想い、弓子も強烈に惹かれていくが結ばれることはない関係のまま、なぜか辻村が弓子と行為を持ち、その声をリアルで芳賀がスマホ越しに聴くという・・・変態そのものだろうと思うのは心が卑しいのか?

まぁそんな三角関係のまま、お互いの利害があるからなのだろうけど・・・まぁ弓子役の北香那という女優さんが一番大変だっただろうなと思うのだが。

感情の起伏も納得する。自分がまだ若かったら、私も弓子のような感情になる。でも、好きという気持ちにも抗えないまま、言うがままになってしまうという。。。第三者からみたら、狂っているような関係。

芳賀の亡くなった妻という役で安達祐実が写真で登場した。

なんと無駄な使い方と思ったら・・・最後には一番すごい部分を持っていった感じはある。

まぁ春画には今のエロよりリアルに性器が描かれているが、その分、情景も描かれているようにも思う。

今のエロ画には春画のようなリアルは乏しく、どこか理想を追い求めているような絵になっているような。まぁそんな芸術としての作品は別として。

春画だって当時はそんな芸術としての作品であったわけじゃないんだろうけど。

まぁ春画を映画の題材とするなんてすごいなぁと思うが、そこに現実世界の春画の世界よりももっと奇異な世界が描かれていることが面白いのか?

などなど考えてしまった。

【映画 沈黙の艦隊】こちらのスケールもすごい!

昭和から平成にかけての8年

原作の漫画を読んではいない。平成の頃、家にはあったが、興味はわかなかった。

今回、見たいと思ったのは、大沢たかお主演ということに尽きる。

「キングダム」の王騎をしている彼が今度はどんな艦長を演じるのだろう。それが知りたかった。

スケールがすごい!

「キングダム」という映画があったから、この作品が出来たということなのだろうか。「キングダム」のプロデューサーの方との出会いで大沢たかお自身がプロデュース側にも参加し、この作品が出来たとあった。

「キングダム」は原作がまだ終了していないことからもロングランの続編が見込まれる作品だと思うけど、この作品も続編がもう決まっているだろう作りになっていたと思う。

現在の海上自衛隊の潜水艦部隊の撮影協力があったということは、大体あんな感じなんだろうって想像してしまう。

それにしても本当に迫力、スケールが違いすぎる。

海の中の世界はなかなか見ることが出来ない。

まぁ戦闘機も見ることはないが、それでも自衛隊機は訓練をしてはいるから皆無ということはない。

が、潜水艦は見たことがない。

本当はどのくらいの大きさなのだろうか。ソナー訓練をしている人たちの耳は本当にあんなにすごいのか。などなど。。。

大沢たかおの存在感ですべてを圧倒しているように感じた。

玉木宏と大沢たかおが実年齢で11違う。その関係性が映像でも納得出来る感じだった気がする。

それにしても・・・中村倫也が帽子を被ってしまうと誰だかわからなくなってしまう・・・。

写真で「え?中村倫也だったの?」な感じで。

原作は8年で2ヶ月の物語だったらしい。

映画は・・・どのくらい続くのだろう。

まぁあとは交渉ということになってしまうだけなのかもしれないから、あと1作くらいになるのか?

迫力のある映像は映画館のスクリーンで見るのが一番だと思う。

それにしても・・・やっぱり男性率が高い作品だった。

女性ひとりは数えるほどだったような。

【映画 ミステリと言う勿れ】納得の行く映像化かな

なるほどねぇ〜

原作を全部読んでいたから、大体の内容はわかっていたけど、映像化にしても「なるほどねぇ」って感じで納得出来たかな。

ロケ地がすごい

倉敷の国の重要文化財での撮影ってことだけど、すごいね。

200年前から続く塩づくりのお家ってことらしい。

雄大な規模の豪商ってほんと残存する旧家って素晴らしすぎる。

映画でどこまでを利用しているのかわからないけど、お庭とかだけでも見る価値ありって感じで。

菅田将暉演じる久能整は、安心の久能整だと思う。

セリフ回しとか、原作を読んでいてもきっとこんな感じかもって思ってしまうくらい。

映画の部分は漫画の中でも結構重めな内容だった。

よく考えたなぁ〜って原作を読んで思ったけど、それが見事に映像化されてて面白かった。

蔵とか人形とか。

それにしても萩原利久がなんかこういう神経質なのか無神経なのかわからないけど、感情が出るって役が当り役みたいな感じになってる?

もうちょっと大人しめな感じだった気がするけど。

菅田将暉・柴咲コウ・松下洸平の3人で「ボクらの時代」やってて、劇中ではそんなに接点が特別ある感じではないのにって思ってしまった。

共通項としてアーティストもやってるってことだけど。

ストーリーは知っているけど、そのまま具現化してくれていて納得の行く作品。うん。

【映画 春に散る】キャストが御本人と同世代を生きる

誰も無理をしてない

作品の中で、誰もが年齢なりの役をできるとは限らない。

でも、この作品では役の年齢とほぼ同じくらいのキャスティングになっていて、誰も無理をしていないなぁという印象を受けた。

若い頃から見てきたから

佐藤浩市さん、山口智子さん、片岡鶴太郎さん、哀川翔さん。若い頃から見知っている方々が歳を重ね、見た目的な役作りをまるで感じさせない感じで役になっていたと思う。

佐藤浩市さんは近年は白髪で演じられることが多くなってきているけど、現在の御本人はどんな感じなんなんだろう?

片岡鶴太郎さんは、仙人のような雰囲気を受けていたし、ボクシングトレーナーも実際に取得していたと思うから、この役にはもってこいだったのだろうな。

山口智子さんは近年テレビドラマなどでたまにお見かけするけど、ここまで実年齢を隠さないような雰囲気の化粧は珍しい感じがした。

テレビドラマでは「あぁまだ若いなぁ」を思わせてくれる部分があるけど、この作中では、そこまで濃いメイクではなく、しっかりと年齢を重ねている雰囲気があったと思う。

哀川翔さんはテレビではサングラスを外さないスタイルだから、映画などでお顔を拝見すると最初は誰だろう?って思う。けど、笑った顔や声は哀川翔さんなので、気づくし、やっぱり「あぁ年を取ってきているんだなぁ」って感じられた。

まぁベテランキャストについては安心以外のなにものでもない心地良さがあるわけで。違和感もなく見られる。

さて、この作品のW主演が横浜流星。

役作りで初めたボクシングでC級ライセンスまで取得したというから、すごいなと。体型を変えるとかはあっても、プロライセンスまでって岡田准一か!って感じになる。

対戦する窪田正孝もボクシング役は初めてではないってことで二人共本当のボクシングの試合かってくらい熱がこもっていた。

まぁさすがに顔の傷とかはメイクだよね?って思うのだけど、どこまでが演出でどこまでが本当なんだ?ってくらい迫力があったと思う。

橋本環奈もめっちゃ薄いメイクで最初は「誰?」ってくらい印象が薄く、「やっぱりメイクで女性は変わるな」って思ったわ。

坂井真紀も近年は母親役が増えてきているけど、彼女もしっかりと年齢を感じられるし。

物語はなんだろう?なんかやっぱり佐藤浩市演じる広岡と横浜流星演じる翔吾の絆が・・・なんか「?」な感じで出来て、坂井真紀演じる母親もよくありそうなシングルマザーで男にだらしない系でそんな母親を守りたくてボクシングを始めるって・・・まぁよくありそうで。この流れがすごい陳腐に感じてしまう。

ボクシングを始めるってそんなことだけじゃないよね?って思うけど、こういう流れのほうが物語として成り立つから?

結局さ、母親を守るとかって言いながら、誰かのためにって弱い気がする。

で、結局は「春は散る」ってことでお互いに1度にかけたわけだけど、大体、なんで出戻りボクサーがすぐに世界戦とかってなるんだ?って不思議な感じしかなかった。

あれって1年半くらいの話し?もうちょっとあったのか?

桜は1度しか咲いてないからそのくらいなのか?って思ったのだけど。

そう、最後に母親が息子が失明するってことを知って?「なんでさせたの」って責めるけどさ、あんたは何をしてた?って思っちゃうわけで。

なんで息子は戻ってきたのか知らなかったのか?って感じしかなく、あー、もうこの系の映画は無理なのか?私って思ってしまった。

そう、疑問符だらけになるくらいならただ笑える映画の方がいいのかもしれないな。

【映画 こんにちは、母さん】山田洋次監督✗吉永小百合

このコンビの作品は観ている気がする

山田洋次監督作品たまにしか観ないのだけど、昭和感が残りつつも現代なんだなって感じを受けた。

そうね、やっぱり当たり前にスマホを吉永小百合世代の方が使っているところとか。まぁスマホがないものはないなって。

大泉洋が息子役ってことで

とりあえず向島って場所だけで、東京スカイツリーが日常にある場所。それでも昔からの足袋屋という設定。

息子であり、父親である大泉洋と母親である吉永小百合と。

内容的には息子の話しだなって感じがするけど、主演は吉永小百合。

宮藤官九郎が俳優として起用されると、やっぱりちょっと外れたタイプの人なんだな。

大企業に大学時代からの知り合い同士で入社し、50代まで残っていることも今の時代にはかなり珍しいのではないかと思うのだけど、50歳になるって設定だと、バブル崩壊後の最初の就職氷河期入社な感じじゃないだろうか。

そして、方や人事部長、方やリストラ候補ってことでかなり厳しい内容だなと感じる。

どっちがいいってことでもないが、母親はその状況を知り、「切られる側の方が良かったのに」と言う。

大泉洋の娘役で永野芽郁が起用されているが、「キネマの神様」に続いての起用でお気に入りになったかな?って感じ。

大学生役ってことで、まぁこの世代は永野芽郁ってことになったのかなって感じかな。

で、今どきの若い子のファッションが私もわからないのだけど、ずっとお腹を出しているファッションなんだよね。

まぁ彼女の細さがわかるような衣装なんだけど、まぁ細い。

そこしか目が行かないくらい細い。

でも、親が別居した状態ですでに大学生になっている子供はどこに行けばいいの?って感じになるだろうなぁって言うのはわかる気もする。それで、父親の実家に行ける関係性って言うのは良いなって。

吉永小百合演じる福江がボランティアで一緒に活動をしている寺尾聰演じる牧師に恋をする。

二人はいい雰囲気なんだけど、息子である大泉洋演じる昭夫は母親の恋愛には拒絶反応を示す。息子はいつまでも息子で母親が父親以外を好きになることには抵抗があるのか?

まぁそんな感じで身近にありそうなことがテーマになっているのだろうな。

それにしても・・・山田洋次監督って今月92歳になられるらしい。。。

100歳まで撮影続けるのだろうか。

2023/07/31 映画「キングダム 運命の炎」

最初の実写化から早4年も経っているのか。

2年おきに新作が公開されてくれるから、忘れない感じが良い。

そして、今作は嬴政が前半の主役。これまでもかなりの日本の俳優陣が出演していたけど、まだ残っていたのねって感じで大物が登場する。

闇業者役の杏のアクションは格好良い。そして、なぜが解き明かされていく。原作を読まない人間にとっては有り難いのかもしれない。

王騎役の大沢たかおが後半の主役か。とりあえず根っこの部分の主役は信役の山﨑賢人なのだろうけど、すべてのキャラクターが主要であり、その場面ごとに役割が変わる。

後半の戦闘シーンに、登場してきた万極。ほとんど顔が見えない感じで言葉を発することもなく、「誰?」感満載だったけど、鼻が特徴があるのね。山田裕貴だった。

肆氏役の加藤雅也もわからなかった・・・。少しお痩せになった印象。趙荘役の山本耕史、馮忌役の片岡愛之助はやっぱり特徴がわかりやすいし、セリフがあればわかる。

楊端和役の長澤まさみがワンシーンとかの出演だけど、存在感と色気が前回よりも勝ってきている感じがした。

村の仲間たちの岡本天音、三浦貴大は変わらずいい感じ。

まぁ出演者が多すぎるけど、その分圧倒される。

あの作品はその劇場の一番大きなスクリーンで感じる作品だとほんと思う。

まぁ今回はほんと「つづく」があるような終わり方だったから次作を楽しみにしている。

2023/07/01 映画「探偵マリコ生涯で一番悲惨な日」

伊藤沙莉の時代が来たね。

今の歌舞伎町ってバブルの頃と変わったような変わらないような。人が多いのは変わらない。

伊藤沙莉が主演ってことで観に行った作品。予告も観てないからどんな内容かも知らなかった。

ストーリーはかなりへんてこ。いきなり人が消えるとか、FBIが探偵の伊藤沙莉演じるマリコに依頼してきたのは、地球外生命体の捜索だったりとか。

北村有起哉さんキターと思ったら、ヤクザで結局消されちゃうとか。

殺し屋の姉妹がいきなり年下男をシェアしだしたりとか・・・

えーーーー!?な展開ばかりで、伊藤沙莉がどうこうってことじゃない。うん。ガヤがガヤガヤすぎ。

まぁそれでも伊藤沙莉が良いなぁって思う。こんだけごちゃごちゃしていても、主演だからって目立つわけでもなく、普通に居るって感じで。